「ビール」と「ホッピー」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもお酒の種類の名称であり、瓶ビールのような見た目をした「ホッピー」ですが、ビールとの明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ビール」と「ホッピー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ビールの定義
「ビール」を広辞苑で調べると、
醸造酒の一つ。麦芽を粉砕して穀類・水とともに加熱し、糖化した汁にホップを加えて苦味と芳香とをつけ、これに酵母を加え発酵させて造る。発酵過程で生ずる炭酸ガスを含む。ビア。ビヤ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ビール」は醸造酒のひとつで、麦芽汁にホップを加えて発酵させたものであることが分かりました。
「ビール」には大きく分けて2つの種類が存在します。「エール」は常温で短時間発酵させたもので、「ラガー」は10℃以下の低温で長時間発酵させたものです。
「ビール」は世界中で最も飲まれているお酒と言われています。
ホッピーの定義
「ホッピー」は広辞苑に掲載されていないため、Wikipediaや他の関連サイト等を調べると、「ホッピー」はホッピービバレッジ株式会社が1948年から販売している清涼飲料水であることが分かりました。
「ホッピー」はもともと高価なものであった「ビール」の代わりに作られたものです。
製造工程が「ビール」とほぼ同じですが、アルコールが0.8%と微量のため、清涼飲料水として扱われています。
「ホッピー」は焼酎と割って飲む飲み方が一般的でしたが、最近ではジン、ウォッカなどで割って飲む飲み方が広がり、自分好みのオリジナルホッピーが楽しめます。
つまり「ビール」と「ホッピー」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ビールは「麦芽汁にホップを加えて発酵させた醸造酒。世界で最も飲まれているお酒である」
- ホッピーは「ビールの代わりとして作られた焼酎の割り飲料。最近はさまざまなお酒で割る楽しみ方が広がっている」
となり、「ビール」が高かった時代に「ホッピー」が作られましたが、「ビール」も「ホッピー」も現在でも多くの人に愛されている飲み物であることが分かりました。
ビールと発泡酒と新ジャンル(第三のビール)の違いはこちらでまとめています。
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