「銃」と「鉄砲」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも目標に狙い定めて弾を撃ち込む武器ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「銃」と「鉄砲」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
銃の定義
「銃」を広辞苑で調べると、
個人で携帯できる火器。鉄砲。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「銃」は携帯できる鉄砲であることが分かりました。
日本では銃刀法により「銃」の所持や使用が規制されています。
警察官、自衛官、海上保安官などの一部の公務員に「銃」が貸与されていますが、厳しく管理されており、使用も制限されています。
また、狩猟や観賞用など一般の「銃」の所持も厳しい審査がなされています。
鉄砲の定義
「鉄砲」を広辞苑で調べると、
火薬をこめて弾丸を発射する兵器。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
大砲・小銃の総称。 特に小銃の称。
とのことで、「鉄砲」は火薬をこめて弾丸を発射する兵器であることが分かりました。
「鉄砲」は1543年に種子島に上陸したポルトガル人によって伝わってきたのが最初と知られていますが、これ以前にも日本には「てつはう」と呼ばれる火薬を使った音の出る武器があったとされています。「鉄砲」という名前がつけられたのがこの時期です。
つまり「銃」と「鉄砲」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 銃は「手軽に携帯できる鉄砲で、日本では警察官などの一部の公務員に貸与されている。また、一般でも狩猟や観賞用として所持が認められる場合がある」
- 鉄砲は「火薬をつめて弾丸を発射する武器で、ポルトガル人が鉄砲を使える前から日本には似たような武器があった」
となり、「銃」と「鉄砲」は仕組みは同じですが、大きさの違いで呼び方が変わることが分かりました。
極真空手と伝統空手の違いはこちらでまとめています。
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