「ディッシャー」と「スクープ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも食品を盛りつける器具ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ディッシャー」と「スクープ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
「ディッシャー」の定義
「ディッシャー」は広辞苑に記載がないため実際の商品を見てみたところ、食品を盛りつけるための器具であることがわかりました。
ディッシャーは主にアイスクリームやポテトサラダなどの食品を盛りつける際に使用され、一定の量を一定の形に盛りつけるために使用します。
ディッシャーは通常ステンレス製で、食品をすくい取る半球形の金具に、バネのあるペンチのような持ち手が付いているのが特徴です。
持ち手を握ると、湾曲したワイパーのような金属のパーツが、半球形の金具の内側を往復し、すくい取った食品を半球形のまま押し出す仕組みになっています。
「スクープ」の定義
「スクープ」は広辞苑に記載がないためWikipedia等を調べたところ、アイスクリームの販売単位を指すことが分かりました。
アイスクリームの販売単位について、「1スクープ」はコーンの上にすくわれたアイスクリーム1個分を表します。
商品においては、スプーンのような形状の「アイスクリームスクープ」があります。
アイスクリームスクープは、ディッシャーのような仕掛けはないものの、熱伝導率の高い金属を使用しており、体温がスクープに伝わることでスムーズにアイスクリームをすくい取れるのが特徴で、ジェラート屋さんでもよく見られます。
ちなみに「スクープ」という単語は、動詞や名詞として使われることもあり、水をすくう行為や、えぐり取られたような湾曲した形状を指す、などの意味があります。
つまり「ディッシャー」と「スクープ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ディッシャーは「食品を盛りつけるための器具」
- スクープは「アイスクリームの販売単位」
となり、「ディッシャー」は一定量を一定の形で盛りつける際に使用し、「スクープ」は1スクープがコーンの上のアイスクリーム1個分を表す、ということがわかりました。
「アイスクリーム・ソフトクリーム・ジェラート・シャーベット・ソルベの違い」についても以下の記事でまとめています。
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