「中古品」と「ヴィンテージ」と「アンティーク」の違い、あなたは説明できますか?
どれも好んで集める人がいるものですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「中古品」と「ヴィンテージ」と「アンティーク」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
中古品の定義
「中古品」は広辞苑に掲載されていないため「中古」を調べると、
やや古くなったもの。ちゅうぶる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
次に、「中古(ちゅうぶる)」を広辞苑で調べると、
使ってやや古くなっていること。また、その物。ちゅうこ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「中古」は使ってやや古くなっている物であることが分かりました。
リサイクルショップには「中古品」がたくさん販売されていますが、状態がいい物が多く、「中古品」の安い品物を求めて買い物に行く人が多くいます。
ヴィンテージの定義
「ヴィンテージ」は「ビンテージ」で広辞苑に掲載がありました。
ワインの醸造年。特定の地域・年に醸造した高級ワイン。転じて、年代物の名品。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ビンテージ」はワインの醸造年を表すことが分かりました。
もともと「ヴィンテージ」という言葉はラテン語で「ぶどうを収穫する」という意味があります。
当たり年のワインのことを「ヴィンテージ・ワイン」と呼ぶことから転じて、名品や年代物の楽器など希少価値のある物を「ヴィンテージ」と言うようになりました。
アンティークの定義
「アンティーク」を広辞苑で調べると、
骨董品。古美術品。また、そのような趣のあること。アンチック。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「アンティーク」は骨董品であることが分かりました。
「アンティーク」はジャンルは問わず、古くて希少価値のあるもののことを指しており、食器や家具、美術品などさまざまです。
また、「アンティーク」と呼ばれる物は作られてから100年以上が経過している物であることが条件のようです。
つまり「中古品」と「ヴィンテージ」と「アンティーク」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 中古品は「使ってやや古くなった物で、リサイクルショップで手に入れることができる」
- ヴィンテージは「希少価値のあるもの。当たり年のワインをヴィンテージと呼んでいたことが元になっている」
- アンティークは「骨董品、古美術品のことで、作られてから100年以上経過した物」
となり、「中古品」と「ヴィンテージ」と「アンティーク」はどれも古い物を表す言葉ですが、製造年や価値に違いがあることが分かりました。
リデュース・リユース・リサイクルの違いはこちらでまとめています。
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