普段何気なく食べている「アイスクリーム」や「ジェラート」。
でもアイスクリームやジェラートの違いを聞かれても、明確に答えられる人は少ないはず…
このページを読めば「アイスクリーム」「ソフトクリーム」「ジェラート」「シャーベット」の明確な違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
アイスクリームの定義
クリームなどの乳製品を主材料に、糖類・香料などを加え、かきまぜて空気を含ませながら凍らせた氷菓子。厚生労働省令では乳固形分15パーセント(うち乳脂肪分8パーセント)以上のもの。
広辞苑 第七版 7Pより [発行所:株式会社岩波書店]
厚生労働省発信できちんと定義までされているようです。
ソフトクリームの定義
空気を入れながら凍らせた半流動状の柔らかいアイス‐クリーム。ソフト。
広辞苑 第七版 1723Pより [発行所:株式会社岩波書店]
ジェラートの定義
イタリア風のアイス‐クリーム・シャーベット。
広辞苑 第七版 1245Pより [発行所:株式会社岩波書店]
広義の意味ではイタリア語で凍ったお菓子のことを「ジェラート」と表現するようです。
シャーベットの定義
果汁またはワインなどの酒類に甘味を加えてかきまぜながら凍らせた氷菓子。ソルベ。
広辞苑 第七版 1347Pより [発行所:株式会社岩波書店]
ソルベ、という言葉が出てきたので調べてみると…
シャーベットに同じ。
広辞苑 第七版 1729Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのこと。
「シャーベット = ソルベ」ということも合わせてわかりました。
つまりアイスクリーム・ソフトクリーム・ジェラート・シャーベットの違いは?
つまりそれぞれの違いは
- アイスクリームは「乳製品を主材料に空気を含ませながら凍らせた氷菓子(正確には乳固形分15パーセント以上のもの)」
- ソフトクリームは「やわらかいアイスクリーム」
- ジェラートは「イタリア語でいうアイスクリームやシャーベット」
- シャーベットは「果汁やワインなどで作った凍らせた氷菓子 = ソルベ」
となります。
アイスクリームとジェラートが言葉は違えど同義であることや、アイスクリームとシャーベットの主な違いは主成分であることがわかりました。
なおジェラートはイタリア語で「凍った」という意味があるため、イタリアでは氷菓子全般を「ジェラート」と呼んでいるようです。
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