「ウィンナー」と「フランクフルト」の違い、あなたは説明できますか?
ウィンナーは朝食、フランクフルトはお祭りやバーベキューのイメージがあり、どちらもひき肉を腸などのケーシングに詰めたものですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ウインナー」と「フランクフルト」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ウィンナーの定義
「ウィンナー」を広辞苑で調べると、
ウィンナー‐ソーセージの略。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、続いて「ウィンナーソーセージ」を調べてみると、
ソーセージの一種。羊の腸または同程度の太さのケーシングを用いる。長さ約10センチメートルで、数珠つなぎにしてあることが多い。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ウィンナー」はソーセージの中で、長さが10センチメートルくらいのものを指すことが分かりました。
ウィンナーは「ウィーン(オーストリアの首都)の」という意味であり、ソーセージは「調味料や香辛料で味付けしたひき肉を腸などのケーシングに詰めたものの総称」であるため、「ウィーンのソーセージ」ということになります。
また、日本ではJAS規格(日本農林規格)で、羊の腸もしくは人工的な腸にひき肉を詰めた直径20mm未満の大きさのものがウィンナーとされています。
フランクフルトの定義
フランクフルトを広辞苑で調べると、
フランクフルト‐ソーセージの略。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで続いて「フランクフルトソーセージ」を調べてみると、
燻煙ソーセージの一種。豚の小腸を用い、長さ約10センチメートル、やや太く作る。フランクフルトが発祥の地。フランクフルター。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「フランクルト」の長さはウィンナーと同じ10センチメートルで、やや太いのが特徴であることが分かりました。
フランクフルトは発祥地である、ドイツ西部のヘッセン州の都市の名前が由来です。
JAS規格では、豚の腸、もしくは人工的な腸にひき肉を詰めたもので、大きさは直径20mm以上36mm未満とされています。
つまり「ウィンナー」と「フランクフルト」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ウィンナーは「ソーセージの1種で、羊の腸を使った直径20mm未満のもの」
- フランクフルトは「ソーセージの1種で、豚の腸を使った直径20mm以上36mm未満のもの」
となり、二つの違いは腸の種類と太さであることが分かりました。
そのほか、ソーセージに関する記事をまとめています。
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