「ぼんじり」と「ぽんぽち」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも鶏の部位を指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「ぼんじり」と「ぽんぽち」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ぼんじりの定義
「ぼんじり」は広辞苑に記載がないため鶏の商品サイトなどで調べると、鶏のお尻周りに付いている三角形の肉であることが分かりました。
「ぼんじり」は一羽からほんのわずかしか取れない希少部位なのでスーパーなどではまず見かけることはありません。鶏肉の専門店や焼き鳥店で購入したり食べたりすることができます。その味は鶏肉の大トロとも呼ばれることから脂が乗っていてプリっとした食感が特徴的です。
「ぼんじり」の食べ方はシンプルに焼き鳥にするのがおすすめで、焼き鳥にすることで脂の乗った薄皮がパリッと焼けてビールとの相性も抜群です。

ぽんぽちの定義
「ぽんぽち」は広辞苑に記載がないためWebで調べると、北海道の方言で焼き鳥のぼんじりのことを指す言葉であることが分かりました。
ぼんじりのことを北海道で「ぽんぽち」と呼ぶようになった理由は諸説あります。
鶏の尻尾が丸いふさに似ていて、ほんの少ししか取れない(ほんのぽっち)希少部位であることから呼ぶようになったとする説や、ぼんじりをめんこく(可愛いらしく)言うときに、「ぽんぽち」と誰かが言ったことでそれが伝え広まった説などがあります。
ちなみに札幌の焼き鳥店では「ぽんぽち」、「ポンポチ」、「ポンポチ(ぼんじり)」のようにメニュー表記されるのが一般的です。

つまり「ぼんじり」と「ぽんぽち」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ぼんじりは「鶏のお尻周りに付いている三角形の肉」
- ぽんぽちは「北海道の方言で焼き鳥のぼんじりのことを指す言葉」
となり、「ぼんじり」は鶏一羽からしかとれない希少部位であるのに対し、「ぽんぽち」は北海道の方言でぼんじりを指す言葉であることが分かりました。
「サーロインとリブロースの違い」についてもまとめています。
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