「金歯」と「銀歯」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも虫歯などによる治療の際に歯に詰めるものですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「金歯」と「銀歯」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
金歯の定義
「金歯」を広辞苑で調べると、
金を充填(ジュウテン)し、または金冠をかぶせた歯。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「金歯」は金などの金属で作った金冠をかぶせた歯を意味することが分かりました。
「金歯」は金以外にも銀、銅、プラチナを合わせて作った合金で作られています。
金だけで作ると柔らかくて強度がないのです。
「金歯」は金属アレルギーが起きにくいというメリットがありますが、一方で保険適応外なので費用が高くつきます。さらに「金歯」は少々目立つために選ぶ人は少ないようです。
銀歯の定義
「銀歯」を広辞苑で調べると、
銀を充填し、または銀冠をかぶせた歯。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「銀歯」は銀で作った銀冠をかぶせた歯を意味することが分かりました。
「銀歯」は金銀パラジウム合金で作られており、これは「金歯」に比べて硬くて強度があります。
「銀歯」は保険が適応されるため「金歯」よりも安く済みます。一方で、長期間着用しているとだんだん劣化してしまったり、金属アレルギーが起こる可能性があります。
つまり「金歯」と「銀歯」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 金歯は「金、銀、銅、プラチナを混ぜた合金で作られた金冠を歯にかぶせたもの。保険適応外だが金属アレルギーを起こしにくい」
- 銀歯は「金銀パラジウム合金で作られた銀冠を歯にかぶせたもの。保険が適応されるので安価であるが、金属アレルギーを起こす可能性がある」
となり、「金歯」と「銀歯」は治療した歯の詰め物として活用されていますが、材料の金属が違うために費用や性質が違うことが分かりました。
糸ようじとデンタルフロスと歯間ブラシの違いはこちらでまとめています。
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