「ダスター」と「ウエス」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも汚れを落とすための布ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「ダスター」と「ウエス」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ダスターの定義
「ダスター」を広辞苑で調べると、
埃ほこりを払う布。 ダスト‐コートに同じ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ダスター」は埃を払うための布であることがわかりました。
また、「ダスターコート」とは、もともと埃やチリを避けるために使用されていたコートです。
生地は薄手になっており、現代ではトレンチコートのように春秋に着られる定番のコートとなっています。
「ダスター」としてよく販売される布は不織布であり、レストランのテーブル拭きや掃除用の布巾や雑巾としてよく利用されています。
大量で安価に販売されており、洗うと数回繰り返して使用できるため一般家庭でも利用されることが多くなってきています。

ウエスの定義
「ウエス」を広辞苑で調べると、
(wasteから)機械類の汚れを拭き取るぼろきれ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ウエス」は主に機械類の汚れを取るためのぼろきれであることがわかりました。
ダスターとの違いは、「ウエス」は機械類に特化して汚れを取ることを目的としていること、そして、ぼろきれであることです。
一般的には使用済みで古くなった衣類などから「ウエス」を作ることが多いようです。
素材は綿の布であることが多く、ぼろきれを選ぶ理由としては新品の布よりもぼろきれの方が油汚れなどを吸収しやすい性質を持つためです。
また、アパレル会社の売れ残った新品の服などを「ウエス」としてリサイクルするケースもあるようです。

つまり「ダスター」と「ウエス」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ダスターは「埃やチリを払う布やコートを指す」
- ウエスは「主に機械類の汚れを拭き取るためのぼろきれを指す」
となり、「ダスター」は埃やチリを払う布全般を指すのに対し、「ウエス」は汚れを取る対象が機械類に特化しており、使用済みの古い布から作られることが分かりました。
布巾と雑巾の違いはこちらでまとめています。
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