「有価物」と「資源物」と「廃棄物」の違い、あなたは説明できますか?
どれも私たちの身の回りにある物で、不用品に対して使用することの多い言葉ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「有価物」と「資源物」と「廃棄物」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
有価物の定義
「有価物」は広辞苑に掲載されるいないため「有価」を調べると、
金銭上の価値のあること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「有価」とは金銭上の価値のあることを意味することが分かりました。
「有価物」は自分には必要無くなった物でもまだ価値のある物のことを指すため、買い取ってもらえたり引き取ってもらうことができます。
例えば着なくなった衣服や使わなくなった家電など、自分は必要なくてもまだ使用できるためにリサイクルショップなどで買い取ってもらえたり、壊れていても部品が使えることで業者で引き取ってもらえる場合があります。
資源物の定義
「資源物」は広辞苑に掲載されていないため「資源」を調べると、
生産活動のもとになる物質・水力・労働力などの総称。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「資源」は生産活動の元になる物質や労働力などの総称であることが分かりました。
その中でも「資源物」は資源として利用できる物のことを言い、例えば家庭から出る資源ゴミは再資源化されて新たな物に生まれ変わります。
資源ごみには古紙やビン・カン、ペットボトル、布などがあり、それぞれの地域で分別方法が定められています。
廃棄物の定義
「廃棄物」を広辞苑で調べると、
不用として廃棄される物。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「廃棄物」は廃棄される物であることが分かりました。
「廃棄物」は誰からも買い手が付かない物で、例えば使用済みのティッシュペーパーや腐ってしまって食べられない食品などを指します。
つまり「有価物」と「資源物」と「廃棄物」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 有価物は「自分は必要なくても誰かが必要としており、買い手や引き取り手がつく物」
- 資源物は「資源を作る元になる物。資源ゴミは資源として再利用されている」
- 廃棄物は「誰も買い手や引き取り手が付かない不用品」
となり、私たちが普段出しているゴミは「有価物」なのか「資源物」なのか「廃棄物」なのか見定めて適切に仕分けることが必要であることが分かりました。
リデュース・リユース・リサイクルの違いはこちらでまとめています。
コメント