シャチハタと三文判の違い、あなたは説明できますか?
よく目にする「シャチハタ以外」という表記や「三文判押して」という言葉。
「三文判」はあまり聞き馴染みが無いため若い世代では知らない人も多いはず。

このページを読めば「シャチハタ」と「三文判」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
シャチハタの定義
「シャチハタ」は広辞苑に掲載がありませんでしたので、Wikipediaを見てみると、
シヤチハタ株式会社(読みはシャチハタ、英: Shachihata Inc.)は、愛知県名古屋市西区に本社を置く印章・スタンプ・文房具等を製造する会社。
Wikipedia
元々は印章を作る会社の名前が由来のようです。
さらに、
「シヤチハタ」がインキ浸透印の代名詞となった。正式な商品名は、Xスタンパーである。
Wikipedia
と書かれています。
商品があまりにも有名になりすぎたためにインクが浸透している印のことを、商品名の「Xスタンパー」を超えて会社名の「シヤチハタ」という名前で浸透したようです。
また、インキ浸透印は「シャチハタ以外」と記載があるように公文書などでは禁止されていることが多いです。
それはインクが薄くなったり、素材のゴムの劣化などにより印影が変わる可能性があることなどが理由のようです。

三文判の定義
まずは三文判を広辞苑で調べると…
できあいの粗末な印形。
広辞苑 第七版 1233Pより [発行所:株式会社岩波書店]
と出てきました。
続いて「三文」を広辞苑で調べてみると、
一文の銭三枚。きわめて価の低い意。
広辞苑 第七版 1233Pより [発行所:株式会社岩波書店]
文房具店などでも安価に手に入り、作りも安っぽいことなどから値打ちのない粗末な印として「三文判」と呼ばれているようです。

つまり「シャチハタ」と「三文判」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- シャチハタは「インキ浸透印の代名詞」
- 三文判は「安価に手に入るインク浸透型でない印」
となります。
三文判が「安価な印」を指すのは驚きでした。
また「印鑑」と「判子」の違いはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
コメント
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