「桶」と「たらい」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも水を入れるための容器ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「桶」と「たらい」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
桶の定義
「桶」を広辞苑で調べると、
細長い板を縦に並べ合わせて円筒形の側がわをつくり、底をつけ、たがで締めた入れもの。金属製その他もある。多くは液体を入れ、または漬物をするのに用いる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「桶」は木の板を縦に並べて、両端に金属の輪をはめた円筒形の容器であることが分かりました。
桶は日本の伝統的な工芸品で、桶職人と呼ばれる職人が手作りしています。
湿度によって木の板がぴったりと密着するので、水漏れしにくいという特徴があります。
実用面でも優秀な容器であり、木の香りや風合いも楽しめます。
たらいの定義
「たらい」を広辞苑で調べると、
(テアライの約)水や湯を入れて顔や手足を洗う器の総称。今は多く、比較的大きな木製・金属製・プラスチック製などの洗濯盥をいう。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「たらい」は水や湯などを入れて、顔や手足を洗ったり、衣類や食器を洗ったりするための容器であることが分かりました。
金属やプラスチックなどで作られており、丸くて平たい形をしています。
持ち運びやすくするための取っ手や、水を抜くための栓がついているものもあります。
洗面器よりも大きく、バケツよりも底が浅いのが特徴です。
つまり「桶」と「たらい」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 桶は「木の板で作られた円筒形の容器」
- たらいは「金属やプラスチックで作られた丸くて平たい容器」
となり、「桶」は主に木製であるのに対し、「たらい」は金属やプラスチック製であることが分かりました。
タオルと手ぬぐいの違いはこちらでまとめています。
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