シルクとコットンの違い、あなたは説明できますか?
衣類に使われるシルクとコットン。
どちらも肌に優しい素材として知られていますが明確な触り心地以外、その違いを答えられる人は少ないかもしれません。
このページを読めば「シルク」と「コットン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
シルクの定義
まずは「シルク」を広辞苑で調べてみると
生糸。絹糸。絹布。
広辞苑 第七版 1488Pより [発行所:株式会社岩波書店]
となり、シルク=絹であることが分かります。
続いて「絹」を広辞苑で調べてみると、
蚕の繭からとった繊維。また、それで織った織物。絹織物。
広辞苑 第七版 724Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、シルクは「蚕の繭からとった繊維を糸にしたもの」であることが分かります。
人間の肌と同じタンパク質で出来ており、アミノ酸が多いことからも「肌に優しい」とされています。
またシルクはツルツルとした光沢が特徴で、軽くて丈夫な上、通気性・保温性・吸湿性にも優れており、暑い時には涼しく、寒い時には温かくする働きがあり、下着や寝具としても人気があります。
コットンの定義
次にコットンを広辞苑で調べてみると…
木綿もめん。綿布。綿糸。
広辞苑 第七版 1077Pより [発行所:株式会社岩波書店]
コットン=木綿であることが分かります。
続いて「木綿」を広辞苑で調べてみると、
ワタの種子に付いている白くてやわらかな綿毛。衣服・ふとんなどの中に入れて暖をとるのに用いる。
広辞苑 第七版 2923Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、コットンは植物である「ワタにできる繊維」であることが分かりました。
コットンは柔らかな肌触りが特徴で丈夫な上、保湿性・保温性・吸収性に優れているため、タオルや衣類など多くの製品に使用されています。
つまり「シルク」と「コットン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- シルクは「原料が蚕の繭からとった繊維」
- コットンは「原料がワタの種子についてくる綿毛」
となります。
どちらも肌に優しい素材ですが、原料が違うことが分かりました。
肌に優しく保温性などに優れているため下着・寝具など肌に触れるものに使われることが多いですが、シルク製品には高価なものが多いため、コットン素材が多く流通しています。
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