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全熱交換器とロスナイの違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

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「全熱交換器」と「ロスナイ」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも空調設備に関する言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「全熱交換器」と「ロスナイ」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

全熱交換器の定義

「全熱交換器」を広辞苑で調べると、

熱交換器の一種。温度の異なる空気の顕熱と潜熱を同時に交換するもの。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「全熱交換器」は熱交換器の一種であることが分かりました。

まず、顕熱とは「化学変化を伴わず、温度変化だけに消費される熱」、潜熱は「物質が蒸発したり融解したりする時に、状態の変化のためにだけ費やされて、温度上昇にあずからない熱(融解熱・気化熱・昇華熱など)」を指します。

「全熱交換器」を端的に説明すると、空調設備のうち、換気に伴う熱交換と湿度交換を効率よく行いエネルギーのロスを少なくした設備のことです。

例えば、日本の夏場(高温多湿の環境)に空調設備で室温・湿度を下げている場合、換気のために外気を取り込むと室温・湿度がいずれも上昇してしまいます。これによって上昇した室温・湿度を再度空調設備等で下げるのはエネルギー効率が悪く、エコではありません。

全熱交換器では、冷えて湿度の低い室内の空気と暖かく湿度の高い外気を交換する過程で熱と湿度をやりとりすることで新鮮な外気を冷やして湿度を下げて取り込むことができます。これにより、室温と湿度の変化を小さくしつつ、換気を達成することが出来ます

ロスナイの定義

「ロスナイ」は広辞苑に掲載がないため、インターネットでリサーチしたところ、「ロスナイ」は、三菱電機から販売された全熱交換器の商品名であることが分かりました。

広く普及したことで、「全熱交換器」を「ロスナイ」と呼称することが一般化しているようです。

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つまり「全熱交換器」と「ロスナイ」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 全熱交換器は「換気設備のうち、熱交換と湿度交換両方を効率よく行うことができる設備」
  • ロスナイは「三菱電機から発売された全熱交換器の一種。商品名。」

となり、「全熱交換器」は換気設備の一つで一般名であるのに対し、「ロスナイ」は全熱交換器の一つで、商品名であることが分かりました。

他にも「電化製品に関する違い」をまとめています。

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