便座の「U型」と「O型」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもトイレの便座の形の種類ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば便座の「U型」と「O型」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
便座のU型の定義
便座の「U型」は広辞苑に掲載がないため、「便座」を広辞苑で調べると、
洋式便器の腰をかける部分。
広辞苑 第七版 2653Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「便座」は洋式トイレの座る部分であることが分かりました。
昔は和式トイレが主流だったので、トイレはとても狭い空間でした。
その後、トイレ空間の広さはそのままで便器のみを洋式トイレに取り替えるというリフォームをするところが増えていきました。
そこで、狭いトイレ空間の中でも男性が用を足しやすいようにと考えられたのが、手前がカットされた「U型」のデザインの便座となります。

便座のO型の定義
便座の「O型」は広辞苑に掲載がないためWikipedia等で調べると、便座の「O型」は1970年代後半から広まった形であることが分かりました。
この頃から、家を建てたりリフォームする際、トイレ空間を広くするという考えが広まっていきました。
そのため、便座も大きく座りやすい「O型」の形が取り入れられるようになります。
「U型」よりも「O型」の方が作りやすかったり、便座を温める線を配線しやすいということもあり、今では「U型」はほとんどなくなり、「O型」が主流となっています。

つまり便座の「U型」と「O型」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- U型は「昔の主流のタイプで、狭いトイレでも男性が用を足しやすいように作られた形」
- O型は「今の主流で、広いトイレでゆったりできるよう作られた形」
となり、「U型」は昔の主流の形であるのに対し、「O型」は今の主流の形であることが分かりました。
しかし、現在でも公衆トイレなどでは衛生面やコストの安さなどからあえてU型を設置しているところが多くあります。
お尻拭きと手口拭きの違いはこちらでまとめています。
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