「レタス」と「サンチュ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもサラダなどに使われる葉物野菜ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「レタス」と「サンチュ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
レタスの定義
「レタス」を広辞苑で調べると、
キク科の一年生または二年生葉菜。原産地は諸説あり、古くからサラダ用に栽培。日本への渡来は古いが、導入普及したのは明治以降で、結球性のタマヂシャが大部分。高さ約1メートル。下部の葉は長楕円形。上部の葉は葉柄が無く基部は茎を抱く。初夏、長い花柄を出し、小形の黄色い頭花を開く。花後、痩果(ソウカ)を結ぶ。栽培品種が多く、結球のゆるいものはサラダ菜という。チシャ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「レタス」はキク科の葉物野菜であることが分かりました。
「レタス」は日本に明治以降に広まりました。昔から主にサラダ用に栽培されており、生育するにつれて葉が巻いていく結球性のものと、リーフレタスなどのように葉が巻かない非結球性のものがあります。
サンチュの定義
「サンチュ」を広辞苑で調べると
(朝鮮語sangch’u)朝鮮の代表的な葉菜で、萵苣(チシャ)の一種。焼肉などを包んで食べる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「サンチュ」は韓国語であることが分かりました。
「サンチュ」は日本ではカキヂシャと呼ばれる種類で、奈良時代から栽培されていました。リーフレタスの仲間で非結球性のレタスです。
焼いた肉を包んで食べるイメージが強いですが、これは韓国でサムギョプサルで一緒に食べられているためです。
つまり「レタス」と「サンチュ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- レタスは「キク科の葉物野菜で、奈良時代からあるが明治以降に広まった。葉が巻いている結球性のものと葉が巻かない非結球性のものがある」
- サンチュは「レタスの韓国語での呼び方で、日本語ではカキヂシャという種類のレタスである。主に焼肉などで肉を巻いて食べる」
となり、「レタス」と「サンチュ」は同じ「レタス」の仲間ですが、細かく分けると種類がたくさんある葉物野菜であることが分かりました。
トルティーヤとタコスの違いはこちらでまとめています。
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