「マニア」と「オタク」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもいろいろな分野で存在する、そのことに異常に詳しい人のことを指す言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「マニア」と「オタク」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
マニアの定義
「マニア」を広辞苑で調べると、
①熱狂。熱中。夢中。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
②一つの事に異常に熱中する人。
とのことで、「マニア」は一つのことに異常に熱中する人のことを指すことが分かりました。
「マニア」はもともと「狂気」を意味するギリシャ語が由来しています。
また英語で「マニア(mania)」というと夢中になっている状態のことを意味し、日本のように夢中な人を指すときは「マニアック(maniac)」と言います。
オタクの定義
「オタク」を広辞苑で調べると、
(多く片仮名で書く。仲間内で相手を「御宅」と呼ぶところからの称)特定の分野・物事には異常なほど熱中するが、他への関心が薄く世間との付合いに疎い人。また広く、特定の趣味に過度にのめりこんでいる人。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「オタク」は特定の分野にしか関心がなく異常なほどに詳しいが、社会的な常識に欠ける人のことを指すことが分かりました。
「オタク」という言葉は1989年代に漫画やアニメ、ゲームなどのサブカルチャーの普及と共に広まった言葉です。
毎年8月と12月に東京国際展示場で行われるコミックマーケットに集う仲間同士がお互いを「おたく」と呼び合っていたことからそのまま「オタク」と呼ばれるようになりました。
「オタク」という呼び方が広まった当初は常識がない人というネガティブなイメージも付いていましたが、次第に薄れ、今ではポジティブなイメージでも使われるようになっています。
つまり「マニア」と「オタク」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- マニアは「一つのことに異常に熱中している人のことで、ギリシャ語が由来している」
- オタクは「特定の分野にしか興味がなく、異常なほどに詳しい人のことで、昔は常識に欠けるといったネガティブなイメージであったが徐々に払拭された」
となり、「マニア」と「オタク」はほとんど意味は同じですが、「オタク」については昔はネガティブなイメージの言葉であったことが分かりました。
未確認飛行物体とUFOの違いはこちらでまとめています。
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