「おだんご」と「シニョン」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも髪の毛を丸くまとめた髪型を指す言葉ですが、両者に異なる特徴や明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「おだんご」と「シニョン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
おだんごの定義
「おだんご」を広辞苑で調べると、
穀類の粉を水でこね、小さくまるめて蒸しまたはゆでたもの。
広辞苑 第七版 1844より [発行所:株式会社岩波書店]
だんごのように丸くまとめたもの。また、まとまったもの。
とのことで、髪型においての「お団子頭」や「お団子ヘア」は食べ物のお団子のように髪の毛を丸くまとめたヘアスタイルを指すことが分かりました。
髪の毛をまとめる位置や個数、大きさに特に決まりはないため、頭頂部や後頭部に1つの大きなお団子を作る他、両サイドに2つのお団子を作るなど様々なスタイルがあります。
シニョンの定義
「シニョン」を広辞苑で調べると、
髪を後頭部・襟元に束ね、渦巻き状に編み込んだり輪形にねじり上げたりしてまとめた髪型。
広辞苑 第七版 1321Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、シニョンはフランス語で束ねた髪をまとめた髪型、つまりポニーテールをねじりあげるなどして丸めた髪型であることが分かりました。
また、「シニヨン」とも言われますが広辞苑には「シニョン」で掲載がありました。
本来の意味ではおだんごとシニョンは同じものですが、実際に日本に置いて「おだんご」と「シニョン」は使い分けられています。
「おだんご」は小さな子供や若い女性が頭の高い位置でまとめた日常使いのカジュアルな髪型ですが、「シニョン」と言えば体操選手や社交ダンスの選手などが動きやすいように低い位置でまとめた髪型のほか、客室乗務員の仕事時の髪型、和装や礼服にあわせたフォーマルな髪型の印象があります。
また、シニョンは髪型が崩れないように専用のネットやバレッタをつけるなどよりキッチリとした印象があります。
つまり「おだんご」と「シニョン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- おだんごは「食べ物のお団子のように髪をまるくまとめた髪型で、高い位置で結ぶ場合が多くカジュアルな印象」
- シニョンは「本来はお団子と同様のものだが、一般的には低い位置で結び、ネットで固定するなどキッチリとした印象」
となり、どちらも髪を丸くまとめたヘアスタイルですがお団子は普段使いの元気でカジュアルな印象、シニョンは低い位置で結ぶことが多く落ち着いたきっりとした印象であることが分かりました。
本来はどちらもまとめた髪の大きさや位置、きっちりしているかルーズであるかなどの決まりはないためおだんご=シニョンで問題はありませんが、日本では実際のところ自然に使い分けられていることが分かりました。
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