「きな臭い」と「うさん臭い」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも「怪しい」場合に使用する言葉ですが、明確な使い分けを理解している人は意外と少ないかもしれません。
このページを読めば「きな臭い」と「うさん臭い」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
きな臭いの定義
こげくさい。戦いや物騒なことが始まりそうな気配である。なんとなくあやしい。
広辞苑 第七版 723Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、きな臭いは「こげ臭い」、「火薬のにおいがする」意味であり、火薬が使われるような戦や事件など危険なことが起こりそうな場面にも使用されることが分かりました。
そのため、「何となく怪しい」場合に使用する「きな臭い」ですが、この場合の「怪しさ」には危険性があるのが特徴です。
うさん臭いの定義
どことなく疑わしい。何となく怪しい。
広辞苑 第七版 256Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、うさん臭いは「怪しい・疑わしい・信用できない・インチキくさい・不審である」などの意味を持ち、直接事件や戦争などの危険性には繋がりません。
「うさん臭い」は人や商品、お店や宗教などどこか信用ならない、疑わしい場合に使用される言葉となります。
created by Rinker
¥605
(2024/09/19 04:03:20時点 Amazon調べ-詳細)
つまり「きな臭い」と「うさん臭い」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- きな臭いは「事件や戦争など物騒なことが起こりそうな危険な気配に対して使用する」
- うさん臭いは「人や商品、店や宗教などに対して緊迫した危険性はないが、信用できない、インチキ臭がする場合に使用する」
となり、どちらも「怪しい」場合に使用する言葉ですが、緊迫した危険性のある状況であるか、なんとなく疑わしい場合であるかという状況により使用する場面が異なることが分かりました。
コメント