「駅伝」と「リレー」の違い、あなたは理解していますか?
お正月と言えばでお馴染みの駅伝も、見方を変えればタスキを繋ぐリレーに見えますが、明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「駅伝」と「リレー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
駅伝の定義
駅伝競走の略。
広辞苑 第七版 320Pより [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「駅伝競走」を広辞苑で調べてみると、
日本発祥の長距離のリレーレース。数人で1チームをつくり、各人が所定の区間を走り、着順または総所要時間によって勝敗を決める。
広辞苑 第七版 320Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことでお正月の大学駅伝でお馴染みの「駅伝」は「駅伝競走」が正しい名称であることが分かりました。
駅伝はレースにより、違いはあるものの国際レースの基準では42.195kmを6区間(5 km、10 km、5 km、10 km、5 km、7.195 km)に分けた長距離を走ります。
駅伝の特徴は公道を走ることと、タスキを繋ぐことですが、公道使用上の制限から遅れが大きいチームは前の区間の走者が来ていなくても予備のたすきを持って”繰り上げスタート”をすることもあるなど、ちょっと変わった競技です。

リレーの定義
リレーレースの略。
広辞苑 第七版 3101Pより [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「リレーレース」を広辞苑で調べてみると、
陸上競技・競泳・スキー・スピードスケートなどで、一組数人の選手が、各自一定の距離を分担し、順次受け継いで他の組と競走するトラック競技または競泳。継走。継泳。リレー。
広辞苑 第七版 3101Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「リレー」と言ってもその競技は走ることだけにとどまりません。
ここでは駅伝競走との比較として「陸上競技のリレー」に焦点を当てますが、陸上競技のリレーはトラックの同じ距離を4人でバトンを繋いで走ります。
また、走る速さと同じようにスムーズなバトンの受け渡しも重要となります。

つまり「駅伝」と「リレー」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 駅伝は「公道を6区間に分けてタスキを繋いで走る競技」
- リレーは「トラックを4人でバトンを繋いで走る競技」
となります。
複数人で走る団体競技ではありますが、走る道、繋ぐもの、距離など全く別物であることが分かりました。
リレーではバトンの受け渡しも見どころですが、駅伝は上り坂や下り坂などそれぞれを得意とする選手がその区間を担当する姿が見どころです。
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