「韓国冷麺」と「盛岡冷麵」の違い、あなたは理解していますか?
焼肉屋さんで何気なく頼んでいる冷麺ですが、韓国冷麺か日本の冷麺か区別出来ている人は少ないかもしれません。
このページを読めば「韓国冷麺」と「盛岡冷麵」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
韓国冷麺の定義
「冷麺」を広辞苑で調べてみると、
朝鮮料理。そば粉にいも澱粉か小麦粉を加えて製した麺をゆでてから冷やし、肉・キムチ・野菜などをのせて冷めたい汁をかけたもの。
広辞苑 第七版 3118Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、冷麺=韓国の冷麺となることが分かりました。
韓国発祥の冷麺は、そば粉を使用しているため麺が黒っぽいのが特徴です。
スープには牛や雉(キジ)の肉からとった出汁が使われており、ゆで卵・きゅうり・キムチ・肉・梨などが定番の具材です。
本格的な韓国料理店以外の、日本の飲食店ではなかなかこの黒い冷麺は出てこない印象です。
盛岡冷麵の定義
盛岡冷麺は広辞苑に掲載が無いため、Wikipedia等でリサーチしたところ、盛岡冷麵は小麦粉が主原料であり、そば粉は使われていないことが分かりました。
そのため、色が白っぽい半透明なのが特徴です。
スープには牛骨や鶏ガラが使われており、韓国冷麺同様にゆで卵・きゅうり・キムチ・肉・梨などが具材の定番です。
「盛岡冷麺」と謳われていなくても、日本の焼き肉店等で冷麺を頼むと、この白っぽいモチモチとした太麺の冷麺が出てくることが多くあります。
つまり「韓国冷麺」と「盛岡冷麵」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 韓国冷麺は「そば粉が原料のため、黒くコシのあるのが特徴で、スープには牛や雉の出汁が使われる」
- 盛岡冷麵は「小麦粉が原料のため、白くてモチモチとした太麺で、スープには牛骨や鶏ガラが使われる」
となり、麺の色が黒か白かで簡単に判断することが出来ます。
韓国冷麺も簡単に手に入る時代ですが、スーパーで売られている冷麺や日本の飲食店で出される冷麺は圧倒的に日本仕様の「小麦粉麺」が多い印象です。
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