「チェスターコート」と「ステンカラーコート」の違い、あなたは説明できますか?
よく似ている2つのコートですが、明確な違いがあったのです。
このページを読めば「チェスターコート」と「ステンカラーコート」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
チェスターコートの定義
「チェスターコート」は広辞苑に掲載がありませんでしたが、「チェスターフィールド」という言葉の掲載がありました。
ウェストをやや絞り、通常、上襟にベルベットを用いたオーバー‐コート。1840年代、イギリスのチェスターフィールド伯が着用し始めたことに因む称。
広辞苑 第七版 1859Pより [発行所:株式会社岩波書店]
さらに「コート」を広辞苑で調べると絵が載っており、左上のコートがチェスターコートと呼ばれるものになります。
現在販売されているものは全体の素材が同じものである場合が多いですが、本来はベルベットと呼ばれるパイル織物を襟の上部に使用したものを指します。
スーツのジャケットを長く伸ばしたような形で、「I(アイ)ライン」のストンとしたコートです。
ステンカラーコートの定義
「ステンカラー」を広辞苑で調べると
(和製語soutien collar)襟型の一種。襟腰が後ろで高く、前で低い折返し襟。折り立て襟。
広辞苑 第七版 1572Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、ステンカラーコートの最大の特徴は襟です。
折り返すだけでなく、襟を立たせて着用することもあり、スーツの上に着用するなどビジネスシーンで活躍するコートです。
襟を立たせることでクールな印象になるだけでなく、小顔効果も期待できます。
つまり「チェスターコート」と「ステンカラーコート」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- チェスターコートは「スーツを長くしたような見た目のコートで、首元があいているストンとしたコート」
- ステンカラーコートは「前襟が低く折り返してあり、後ろ襟が高いのが特徴のコートでスーツの上などビジネスシーンで活躍するコート」
となり、襟の形が重要であることが分かりました。
他にも衣類の違いについてまとめています。
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