「絨毯」と「ラグ」と「カーペット」の違い、あなたは理解していますか?
どれも床に敷くものですが、何か違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「絨毯」と「ラグ」と「カーペット」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
絨毯の定義
敷物に使われる織物。生地の経たて・緯よこ糸のほかに、毳けばとなる獣毛糸を結び加えたパイル織。多く染色した毛で文様を織り出す。カーペット。
広辞苑 第七版 1382Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、絨毯とカーペットは同一のものであり、絨毯は日本語、カーペットは英語であることが分かりました。
中には小さな絨毯も販売されていますが、本来絨毯は床全体を覆う大きな敷物を指します。
確かに絨毯と言うと、ペルシャ絨毯のような模様のある大きなものを想像する方が多いかもしれません。
ラグの定義
イギリス原産の厚地のパイル織などの紡毛織物。敷物や膝掛けに用いる。ラッグ。
広辞苑 第七版 3052Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、ラグは比較的小さく、インテリアの1つとして、またはテーブルの下や椅子の足元など床の一部を覆う敷物です。
中には大きなラグも販売されていますが、ラグマットとも言われるように3畳ほどの小さな敷物を指すのが一般的です。
カーペットの定義
絨毯じゅうたん。毛氈もうせん。敷物。
広辞苑 第七版 471Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、カーペットは日本語で絨毯を指します。
そのため、中には小さなサイズのカーペットもありますが、絨毯同様に床全体に敷き詰めるのが一般的です。
また、あらゆる床の広さに対応できるタイルカーペットは会社のフロアなどでもお馴染みです。
つまり「絨毯」と「ラグ」と「カーペット」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 絨毯は「床全体を覆う敷物で、カーペットを日本語にしたもの」
- ラグは「椅子の足元など一部に敷く3畳未満の小さな敷物」
- カーペットは「絨毯と同様で、床全体に敷き詰める敷物」
となり、絨毯とカーペットが全く同じものであり、ラグだけが小さいサイズであることが分かりました。
「座布団とクッションの違い」や「掛軸(かけじく)とタペストリー」の違いもまとめています。
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