掛軸(かけじく)とタペストリーの違い、あなたは説明できますか?
紙なのが「掛軸」で布が「タペストリー」、そんな印象があるかもしれません。
このページを読めば「掛軸」と「タペストリー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
掛軸の定義
掛物に同じ。
広辞苑 第七版 531Pより [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「掛物」を広辞苑で調べてみると、
書画を床の間や壁などにかけるように表装し、飾りまたは鑑賞用にするもの。書のを掛字、画のを掛絵、また、書画ともに掛字という。掛軸。掛幅かけふく。
広辞苑 第七版 533Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、素材は紙でも布でも、また字でも絵でも「掛軸」になることが分かりました。
掛軸は和室の床の間に飾られることが一般的なため和室のない家が多い現代では目にする機会も減っています。
タペストリーの定義
壁掛などに用いる絵画風の織物。経たてに麻や絹、緯よこに毛や絹を用い、綴れ織で文様を表す。染刺繍などで装飾布をもいう。タピストリー。タピスリー。
広辞苑 第七版 1825Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、タペストリーは織物(布製)であることが分かりました。
色々な柄のタペストリーがあるので、インテリアとして、また大きなものだとタペストリー1枚で部屋の雰囲気をガラリと変えることが出来ます。
つまり「掛軸」と「タペストリー」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 掛軸は「絵や字を書いて壁に掛けるもの」
- タペストリーは「絵画の様な柄の織物」
となり、書くのが掛軸、縫うのがタペストリーという認識になります。
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