「肉眼」と「目視」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも実際に目で見るといった意味合いですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「肉眼」と「目視」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
肉眼の定義
「肉眼」を広辞苑で調べると、
望遠鏡・顕微鏡などを用いない生来のままの視力。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「肉眼」は望遠鏡などを用いない生来のままの視力、ということがわかりました。
「眼」という漢字は「物を見る働きをする器官」という意味があり、肉眼という漢字そのものが生身の目や視力を表しています。
一般的に「肉眼」とする場合、望遠鏡や顕微鏡などの光学機器を介しないで観測する行為を指します。
また、メガネやコンタクトレンズを使用した視力は「矯正視力」と呼び、何もつけない場合は「裸眼」です。
ですので、「肉眼で見る」と「裸眼で見る」は同じ意味になります。
目視の定義
「目視」を広辞苑で調べると、
目で見ること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「目視」は目で見ることを指すことがわかりました。
「視」という漢字は、「気をつけてよく見る」という意味があり、目視は目を使って何かを見ることを表しています。
一見すると、肉眼と同じ意味に思えますが、目視の場合は目で見る行為全般を指すため、より広義な意味を持ちます。
具体的には、裸眼だけでなく、メガネや望遠鏡などを使用して何かを見る行為についても、「目視」と表現することが可能です。
つまり「肉眼」と「目視」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 肉眼は「望遠鏡などを用いない生来のままの視力」
- 目視は「目で見ること」
となり、「肉眼」は裸眼と同じ意味で、「目視」はメガネや望遠鏡など目で見る行為全般を指す、ということがわかりました。
見ると視ると観るの違いはこちらでまとめています。
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