「ミセス」と「マダム」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも女性のことを指す呼び方ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ミセス」と「マダム」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ミセスの定義
「ミセス」を広辞苑で調べると、
(Mistressの略)
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
①既婚女性の姓または姓名に冠する敬称。
②既婚の女性。
とのことで、「ミセス」は既婚の女性のことを指す敬称であることが分かりました。
「ミセス」はもともと英語の「Mistress(ミストレス)」という全ての女性を表す敬称を略したもので、17世紀頃から夫人、奥様を指す「ミセス」と、未婚女性を指す「ミス」に分けて呼ばれるようになりました。
男性の敬称である「Mr.(ミスター)」などに対応する敬称です。
マダムの定義
「マダム」を広辞苑で調べると、
①既婚女性の姓または姓名に冠する敬称。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
②奥さん。夫人。
③酒場などの女主人。
とのことで、「マダム」は既婚女性を指す敬称であることが分かりました。
「マダム」はフランス語で既婚女性を指す敬称で、夫人、奥様という意味合いで使われています。
男性の「ムッシュ」、未婚女性の「マドモアゼル」に対応する言葉です。
つまり「ミセス」と「マダム」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ミセスは「英語で既婚女性を指す敬称。男性のミスター、未婚女性のミスに対応する言葉である」
- マダムは「フランス語で既婚女性を指す敬称。男性のムッシュ、未婚女性のマドモアゼルに対応する言葉である」
となり、「ミセス」と「マダム」はそれぞれ英語とフランス語ですが意味は同じであることが分かりました。
クロックムッシュとクロックマダムの違いはこちらでまとめています。
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