「千歳飴」と「金太郎飴」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも見た目は細長い棒状をした飴ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「千歳飴」と「金太郎飴」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
千歳飴の定義
「千歳飴」を広辞苑で調べると、
紅白に染め分けた細長い棒飴を、松竹梅・鶴亀などを彩色印刷した長い袋に入れたもの。生児のお宮参りや七五三しちごさんの祝いに縁起ものとして買われる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「千歳飴」は棒状の飴で、お宮参りや七五三のお祝いのために神社などから配られる飴ということがわかりました。
また、「千歳飴」はその漢字からも想像できるように、”健康に長生きするように”という願いが込められているそうです。
七五三に神社や仏閣へ行った帰りにもらえることが多く、鶴や亀が描かれた華やかな紙の袋に入っています。
金太郎飴の定義
「金太郎飴」を広辞苑で調べると、
どこで切っても同じ金太郎の顔が出てくるように作った棒状の飴。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「金太郎飴」は同じく長細い棒状の飴ですが、どこで切っても断面が同じ柄になるようになっていることがわかりました。
江戸時代中期より生産され始めた「金太郎飴」は、当初より断面の絵柄に金太郎の顔が描かれていたことからそのように名づけられました。
童話で有名な金太郎は熊を投げ倒すことができるほどの力持ちで、当時子供達からヒーローのような存在として人気があったようです。
「金太郎飴」のような棒状の絵柄のついた飴は、正式には「組み飴」と呼ばれています。
最近では金太郎の絵柄以外にも、様々な可愛らしい柄で生産されています。
つまり「千歳飴」と「金太郎飴」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 千歳飴は「縁起がいい飴として七五三やお宮参りで配られる紅白色の棒状の飴」
- 金太郎飴は「棒状の飴で、どこで切っても同じ絵柄の断面が現れる飴」
となり、「千歳飴」は縁起物でお祝いのための飴であるのに対し、「金太郎飴」はどこを切っても同じ柄が出る特徴を持つ飴であることが分かりました。
普通の飴とのど飴の違いはこちらでまとめています。
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