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輸入と並行輸入の違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

制度

「輸入」と「並行輸入」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも似たような意味を示す言葉のように見えますが、両者にはどのような意味の違いがあるのでしょうか。

このページを読めば「輸入」と「並行輸入」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

輸入の定義

「輸入」を広辞苑で調べると、

運び入れること。 外国から財貨を買い入れること。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「輸入」は主に運び入れる行為そのものを示したり、海外から物を買い入れることを意味しています。

とはいえ、一般的に会話や文章の中で使用される「輸入」という言葉は「運び入れる行為」よりも、後者の「日本国外から商品を仕入れる意味」として使用されることが多いです。

並行輸入の定義

「並行輸入」を広辞苑で調べると、

その商品の国内販売権を独占している輸入総代理店を通さずに、競争業者が別個の輸入ルートを開拓して輸入販売をすること。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「並行輸入」は輸入方法の一つを示しており、現地と輸入販売契約を結んだ正規の代理店とは別のルートで輸入し販売することを意味します。

例えば、日本でとても人気なアメリカの輸入お菓子があるとします。

そしてそのお菓子を輸入している日本の正規代理店A社があるとします。

そのお菓子は人気であるため、日本のいろんな企業が自分のお店に出して販売したいと考えますが、A社を介して購入するとA社に手数料を払わなければいけません。

そこで「並行輸入」という手段を取ることで、A社へ手数料を払わずに輸入販売することが可能となります。

並行輸入の方法例としては、個人でアメリカまでお菓子を買い付けに行き、自分で持って帰ってきて日本で販売するという方法などがあります。

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つまり「輸入」と「並行輸入」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 輸入は「物を運ぶ行為や海外から物を買い入れることの総称」
  • 並行輸入は「正規代理店を介さずに物を輸入し販売する方法」

となり、「輸入」は概念的な言葉であるのに対し、「並行輸入」はいくつかある輸入方法のうちの一つを意味する言葉であることが分かりました。

大企業と中堅企業と中小企業と零細企業の違いはこちらでまとめています。

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