「児童」と「生徒」と「学生」の違い、あなたは説明できますか?
いずれも学校などに通う子どもを指しますが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「児童」と「生徒」と「学生」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
児童の定義
「児童」を広辞苑で調べると、
子供。学校教育法では満6~12歳までを学齢児童、児童福祉法では満18歳未満を児童という。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「児童」は満6~12歳までの子ども、または満18歳未満の子どもを指すことがわかりました。
学校教育法や児童福祉法、道路交通法など、法律の種類によって年齢による区別が変わります。
ただし一般的な認識や報道などにおいては、学校教育法に基づいて区別されることが多いため、たいていの場合は初等教育を受ける6~12歳の子どもを意味します。

生徒の定義
「生徒」を広辞苑で調べると、
学校などで教育を受ける者。特に、中等学校(中学校・高等学校)で教育を受ける者。小学校は児童、大学は学生という。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「生徒」は主に中等教育を受けている中学生または高校生を指すことがわかりました。
「生徒」には「学校や塾などで教えを受ける者」という意味があるため、カリキュラムに沿って決まった内容の教育を教師から受けるといった、受け身の形での学習を行っている子どもを指します。

学生の定義
「学生」を広辞苑で調べると、
学業を修めるもの。特に、大学で学ぶもの。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「学生」は主に大学や高専などの高等教育を受けて学問をしている人を指すことがわかりました。
高等教育では、自分の学びたい分野の学びたい科目を選んで主体的に知識を身につけていくような内容となっています。
ただし、最近では中高生にも主体的な学びの姿勢を求めるという意味で、高校生以下の子どもも「学生」と呼ばれる場面があります。

つまり「児童」と「生徒」と「学生」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 児童は「初等教育を受けている6~12歳の子ども」
- 生徒は「中等教育を受けている中学生や高校生」
- 学生は「高等教育を受けて学問をしている大学生や高専生」
となり、一般的には子どもの年齢が低い順に「児童」、「生徒」、「学生」と分類されることが分かりました。
乳児と幼児と児童の違いはこちらでまとめています。
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