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大企業と中堅企業と中小企業と零細企業の違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

経済

「大企業」と「中堅企業」と「中小企業」と「零細企業」の違い、あなたは説明できますか?

どれも企業の規模を表す言葉ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「大企業」と「中堅企業」と「中小企業」と「零細企業」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

大企業の定義

「大企業」は広辞苑に掲載されていないため、「企業」で調べると、

(enterprise)生産・営利の目的で、生産要素を総合し、継続的に事業を経営すること。また、その経営の主体。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「企業」は生産、営利を目的として事業を行う経営体であることが分かりました。

「大企業」と呼ばれる会社に定義はありませんが、中小企業基本法による「中小企業」の定義から見ると、資本金が5億円以上、従業員の数が300人以上の企業を指すことが多いようです。

また誰もが聞いたことのあるような大手企業は大体が「大企業」と言えます。

中堅企業の定義

「中堅企業」を広辞苑で調べると、

中小企業の枠をこえて大企業へ成長しつつある企業。研究開発型で専門化し、市場占有率の高い企業が多い。1960年代からの用語。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「中堅企業」は中小企業から大企業へと成長しつつある企業であることが分かりました。

「中堅企業」は独自の経営戦略や技術力を持っており、堅実に成長している企業のことを指します。

中小企業の定義

「中小企業」を広辞苑で調べると、

経営規模が中以下の企業。法人税法では資本金1億円以下の企業。
中小企業基本法では原則として、製造業・建設業・運輸業などでは資本金3億円以下ならびに従業員数が300人以下、卸売業では資本金1億円以下ならびに従業員数が100人以下、サービス業では資本金5000万円以下ならびに従業員数が100人以下、小売業では資本金5000万円以下ならびに従業員数が50人以下のもの。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「中小企業」は経営規模が中以下の企業であることが分かりました。

「中小企業」とは中小企業基本法で、小売業、サービス業、卸売業、製造・建築・運輸業などの分野でそれぞれ資本金と従業員の数の規定があり、その中におさまっている企業のことを言います。

零細企業の定義

「零細企業」を広辞苑で調べると、

きわめて規模の小さい企業。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「零細企業」はとても規模が小さい企業であることが分かりました。

「零細企業」に細かな規定はありませんが、資本金が1000万以下、従業員が5人以下の企業のことを呼ぶことが多いようです。

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つまり「大企業」と「中堅企業」と「中小企業」と「零細企業」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 大企業は「中小企業基本法で示す中小企業の定義よりも規模の大きい企業のことで、誰もが聞いたことのある有名企業が多い」
  • 中堅企業は「中小企業より規模が大きく、着実に大企業に成長しつつある企業」
  • 中小企業は「中小企業基本法によって定められた定義のなかにおさまる企業」
  • 零細企業は「規模がとても小さい企業」

となり、「中小企業」は法律によって定義されていますが、「大企業」と「中堅企業」と「零細企業」は「中小企業」の枠から外れた企業を指すことが分かりました。

取締役と執行役と監査役の違いはこちらでまとめています。

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