「わらべうた」と「童謡」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも昔から生活の中でうたわれている歌ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「わらべうた」と「童謡」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
わらべうたの定義
「わらべうた」を広辞苑で調べると、
子供たちの歌う歌。昔から子供たちに歌われて来た歌。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
子供たちに歌って聞かせる歌。
とのことで、「わらべうた」は生活や遊びの中で、子どもたちが自然に作り出した歌、または親や祖父母から伝承されてきた歌であることがわかりました。
古いものだと江戸時代から歌い継がれてきたものもあります。
なお、「わらべ」とは「子ども」を意味する言葉です。
わらべうたには、まりつき、なわとび、絵描き歌などの遊びの歌の他に、様々な数え歌があります。
伝統的要素が強く、地方によって歌詞やメロディーが異なることも珍しくありません。
保育園や幼稚園では、遊びや音楽教育のなかにわらべうたを取り入れているところもあります。

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童謡の定義
「童謡」を広辞苑で調べると、
子供が作って口ずさむ歌、または詩。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
童心をそれにふさわしい言葉で表現した、子供のための歌、または詩。
とのことで、「童謡」は子どもの気持ちを表すために作られた歌であることがわかりました。
「童謡」は、大正時代の後期以降、西洋音楽を取り入れつつ子供に歌われることを目的として作られた曲です。
大人が子どものために作った歌がほとんどで、シンプルで歌いやすいものが多いのが特徴です。

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つまり「わらべうた」と「童謡」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- わらべうたは「昔の生活や遊びの中で子どもたちが自然に作り出した歌」
- 童謡は「大正時代以降に大人が子どものために作った歌」
となり、「わらべうた」は作者が子どもの場合もあるのに対し、「童謡」の作者は大人であることが多いということが分かりました。
「寓話と童話とおとぎ話と昔話」の違いについてもまとめています。
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