「ピアノ」と「オルガン」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも指で鍵盤を叩いて音を奏でる楽器ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「ピアノ」と「オルガン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ピアノの定義
「ピアノ」を広辞苑で調べると、
鍵盤けんばん楽器の一つ。大きな共鳴箱中に金属弦を張り、鍵盤を指先で打つとアクションの働きによってハンマーが弦を叩き、ピアノ(弱音)とフォルテ(強音)を自在に発音し得るもの。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ピアノ」は弦をハンマーで叩くことで音を出す鍵盤楽器であることがわかりました。
鍵盤(けんばん)とは、ピアノやキーボードなどの、指で押す部分の名称で、鍵盤がついている楽器は「鍵盤楽器」に分類されます。
ピアノは汎用性の高い楽器で、演奏以外にも、音楽教育、作品研究、作曲など、幅広い目的で使用されています。
そのためピアニストに限らず、作曲家、指揮者、他楽器奏者、声楽家、音楽教育者などにも演奏技術の習得を求められることが多く、保育士試験、小学校教員採用試験などにも必要な楽器です。

オルガンの定義
「オルガン」を広辞苑で調べると、
風をパイプに送って音を出す鍵盤楽器。パイプオルガンとリードオルガンに大きく分かれる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「オルガン」は風をパイプに送って音を出す鍵盤楽器であることがわかりました。
オルガンは、加圧した空気を、鍵盤によって選択したパイプに送って音を出すため、パイプオルガンとも呼ばれます。
日本では、単に「オルガン」と呼ぶ場合、パイプのない「リードオルガン」を指すのが一般的です。
リードオルガンとは、主に足踏み式の送風装置によってリードを振動させ、音を出すオルガンを指します。
オルガンは安定して持続する音と、多彩な音色を持つことが魅力ですが、一般の管楽器に比べて強弱や音色の変化を微細に行うことが難しい楽器です。

つまり「ピアノ」と「オルガン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ピアノは「弦をハンマーで叩くことで音を出す鍵盤(けんばん)楽器」
- オルガンは「風をパイプに送って音を出す鍵盤(けんばん)楽器」
となり、「ピアノ」は汎用性の高い楽器で、奏以外にも幅広い目的で使用されており、「オルガン」は日本ではパイプのない「リードオルガン」を指すのが一般的、であることがわかりました。
電子ピアノとキーボードの違いはこちらでまとめています。
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