「アンサンブル」と「オーケストラ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも音楽に関する言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「アンサンブル」と「オーケストラ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
アンサンブルの定義
「アンサンブル」を広辞苑で調べると、
小人数の合奏・合唱。また、小人数の合奏団・合唱団。 演奏のまとまり具合。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「アンサンブル」は少人数で同時に歌や楽器を演奏することだと分かりました。
「アンサンブル」は合奏、合唱、重奏、重唱、のように複数人で歌ったり演奏することや、そのグループのことを指します。例えばフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンといった数種類の管楽器で構成されたグループは「アンサンブル」と呼びます。
ちなみに「アンサンブル」はフランス語で「共に」、「調和」などを意味することからドレスとコートのようにセットで着用する服を表す場合にも用いられる言葉です。
オーケストラの定義
「オーケストラ」を広辞苑で調べると、
(古代ギリシアの半円形劇場の中心部で合唱隊が歌い踊る場所の意から) 管弦楽。管弦楽団。交響楽団。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「オーケストラ」は弦楽器、管楽器、打楽器で編成される楽団であることが分かりました。
「オーケストラ」は管楽器による低音域から高音域、打楽器による衝撃的な音やさらにはハープなどの優しい音色と、音が豊富なことから表現の可能性は無限大です。
例えばベートーヴェンは世界観や人生観を、チャイコフスキーは自然や民族の心をその豊富な音色で表現しています。
このように「オーケストラ」は演奏の質が高い楽団であると言えるでしょう。
つまり「アンサンブル」と「オーケストラ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- アンサンブルは「少人数で同時に歌や楽器を演奏すること」
- オーケストラは「弦楽器、管楽器、打楽器で編成される楽団のこと」
となり、「アンサンブル」は少人数で歌ったり演奏することであるのに対し、「オーケストラ」は大人数で壮大な音楽を奏でる楽団であることが分かりました。
他にも「音楽や楽器にまつわる違い」についてまとめています。
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