「追試」と「再試」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも本来の試験ではない日程に後日受ける試験のことを指しますが、両者に明確な意味や使い分けの違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「追試」と「再試」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
追試の定義
「追試」を広辞苑で調べると、
追試験の略。
広辞苑 第七版 1927Pより [発行所:株式会社岩波書店
続いて「追試験」を調べると、
試験を受けられなかった者や前の試験の不合格者に対して、後で行う試験。
広辞苑 第七版 1927Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、「追試」はやむを得ない理由で試験を受けられなかった場合に後日改めて試験を受ける事や、赤点だった場合に再度受ける試験を指すことが分かりました。
高校生くらいまでの学校のテストであれば、どんな理由で休んでも追試を受ける事が可能な場合がありますが、例えば「大学入試」で追試が認められる「やむを得ない欠席理由」は、感染症や病気、事故、火事、両親の危篤などであり、単なる風邪や遅刻では認められません。
再試の定義
「再試」は広辞苑に掲載が無いため、学習塾などのサイトでリサーチしたところ、再試は追試同様に「一度試験に不合格となった者が再度試験を受ける事」を指す場合もありますが、「全国共通テスト」などの大学入試等で再試が認められるのは「問題のミス」や「リスニングの機械の不具合」などの会場側や運営側に問題があった場合や、「自然災害」などの場合に限られることが分かりました。
つまり、「再試」は受験者に何の落ち度もなく、会場の不手際などで受験者が本来のコンディションで試験に臨めなかった場合や、試験自体が中止された際に行われる試験となります。
つまり「追試」と「再試」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 追試は「試験に不合格した者や、やむを得ない理由で試験を受けられなかった者が後日受ける試験」
- 再試は「受験者側に落ち度が無く、運営側のミスなどで受験者が本来のコンディションで受験できなかった場合や、自然災害などで試験そのものが中止になった際に後日行われる試験」
となり、どちらも後日受ける試験のことですが、追試は赤点や個人的なやむを得ない理由でテストが受けられなかった場合に認められるもので、再試は受験者側に落ち度が無い場合に認められるものという大きな違いがあることが分かりました。
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