「ランタン」と「ランプ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも照明用の器具ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「ランタン」と「ランプ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ランタンの定義
「ランタン」を広辞苑で調べると、
提灯(ちょうちん)。角灯。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ランタン」は角灯や提灯の総称、ということがわかりました。
角灯(かくとう)は、ガラスなどで内部の炎や電球を四角く囲い保護した照明器具で、手で持ち運んだり、吊り下げたりするための持ち手があります。
提灯(ちょうちん)は東洋の伝統的な照明器具です。細い竹ヒゴ等でできた枠に紙を張って袋状にし、光源として底に立てたロウソクを保護します。
提は「手にさげる」という意味ですので、提灯は「携行できる灯り」となります。
提灯も角灯と同様に、灯りを保護して携行するという点で、構造や用途が共通しています。
提灯の多くは折りたためる構造になっており、現代では電気を光源にしたものもあります。

ランプの定義
「ランプ」を広辞苑で調べると、
石油などを燃料とし、これに芯を挿入して火を点じ、照明に用いる器具。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ランプ」は燃料を芯に吸わせ火をつけた照明器具、ということがわかりました。
ランプと呼ぶ場合は、主に床やテーブルに置いて使用、または固定式の照明器具を指します。
ランプの光源となる燃料は、一般に油脂、ガス、電気などです。
また電気や電球を使用した場合、特に白熱電球を光源とした照明器具をランプと呼びます。

つまり「ランタン」と「ランプ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ランタンは「ガラスや紙で灯りを保護して携行する照明器具」
- ランプは「テーブルや壁などに設置する照明器具」
となり、「ランタン」は手にさげて持ち運ぶための灯りで、「ランプ」は定位置を照らすための灯りであることがわかりました。
中古品とヴィンテージとアンティークの違いはこちらでまとめています。
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