「おしぼり」と「お手拭き」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも外食する時などによく使う手を拭くために使用される物ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「おしぼり」と「お手拭き」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
おしぼりの定義
「おしぼり」を広辞苑で調べると、
手や顔をふくための、湯や水でしめして絞った手ぬぐいやタオル。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「おしぼり」は手や顔を拭くための手ぬぐいやタオルであることがわかりました。
「おしぼり」という名前から分かるように、一度お湯や水で濡らした後に絞った布のことを指します。
おしぼりで顔を拭くのはマナー違反であると考える人もいますが、実は顔を拭くためのものでもあるようです。
「おしぼり」をお客さんに出す時は上座の人から出す、右利きの人が多いことからお客さんの右側に置く、などのマナーがあります。
冬は暖かく、夏は冷たい「おしぼり」はお客さんにとって手を綺麗にするだけでなく、食事前にリラックスできる小さな癒しのための道具としても役に立ちます。
お手拭きの定義
「お手拭き」すなわち「手拭き」を広辞苑で調べると、
手などをぬぐうための布または紙。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「お手拭き」は主に手を拭うための布や紙であることがわかりました。
おしぼりとほとんど同意義ではありますが、唯一の違いは「お手拭き」は布だけでなく紙製のものも含む点です。
そのため、コンビニエンスストアなどでもらえるのはおしぼりではなく、正式には「お手拭き」となります。
紙製の「お手拭き」は薄くて軽いので手軽であるというメリットがありますが、比較的早く乾燥してしまうというデメリットもあります。
つまり「おしぼり」と「お手拭き」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- おしぼりは「手や顔を拭くための一度濡らした布を絞ったもの」
- お手拭きは「主に手を拭くための布や紙」
となり、「おしぼり」は布製のものを指すのに対し、「お手拭き」は布だけでなく、紙製のものも指すことが分かりました。
布巾と雑巾の違いはこちらでまとめています。
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