「普通のはさみ」と「キッチンバサミ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも物を切るのに使用する道具ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「普通のはさみ」と「キッチンバサミ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
普通のはさみの定義
「はさみ」を広辞苑で調べると、
2枚の刃で挟むようにして物を切る道具。切符などに穴をあけるパンチのこともいう。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「はさみ」は物を切るのに使用する2枚刃の道具であることが分かりました。
「はさみ」は青銅器時代に使用されるようになったもので、比較的歴史の浅い刃物です。
はさみには大きく分けて2種類あり、一枚の金属板をU字形に曲げて刃と刃が合うようにした形がギリシア型(和鋏)、二枚の金属板をX字形に鋲で留め刃と刃が合うようにした形がローマ型(洋鋏)と呼ばれます。
物を切ることを目的としているので、硬い鋼で作られていることが多いですが、事務用や子供用のものでは軽く錆びにくいステンレスやプラスチック製が主流となっています。

キッチンバサミの定義
「キッチンバサミ」は広辞苑に掲載がありませんが、「キッチン」と「はさみ」に分解できるので、「キッチンバサミ」はキッチンで使用するはさみということになります。
さらにメーカーのホームページ等で調べると、「キッチンバサミ」は台所で使用することを想定して錆びないよう工夫されたハサミであることがわかりました。
キッチンバサミには様々な種類があり、万能なものがあればまな板と包丁を使わずに料理することも可能になります。
用途に合わせて、サイズ・素材・刃の形状・グリップの素材・手入れのしやすさなどで最適なものを選ぶと、料理がより楽になります。

つまり「普通のはさみ」と「キッチンバサミ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 普通のはさみは「物を切るのに使用する道具」
- キッチンバサミは「台所で使用することを想定して、錆びにくさや便利な機能を追加したはさみ」
となり、「キッチンバサミ」は普通のはさみよりも台所での使用に特化したはさみであることがわかりました。
三徳包丁と牛刀の違いについてもまとめています。
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