おろし金と鬼おろしの違い、あなたは説明できますか?
どちらも大根等をおろす際に使用するものですが、その違いを明確に答えられる人は少ないかもしれません。
このページを読めば「おろし金」と「鬼おろし」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
おろし金の定義
大根・しょうが・わさびなどをすりおろす器具。表面に小突起が多数ある。
広辞苑 第七版 460Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、おろし金は「多数の刃が付いた金属製のもので、アルミニウムやステンレスを用いる」ことが分かりました。
大根などをおろし金ですりおろすことで、繊維が細かくなりふわふわな大根おろし等になります。
鬼おろしの定義
おろし金の一種。突起が大きく、大根などを粗くすりおろすのに用いる。竹製や木製が多い。
広辞苑 第七版 432Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、鬼おろしもおろし金に含まれることがわかりました。
主に鬼おろしは「竹や木でできたおろし器で、おろし金と比べて粗くすり下ろす」というもののようです。
鬼おろしは目が粗く、食材の繊維を壊さず水分が出ないため、栄養も流れることがありません。
また、すりおろしても食感が残るのが特徴で、鬼おろしで大根をおろすと辛みが出ず、甘みが引き立ちます。
つまり「おろし金」と「鬼おろし」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- おろし金は「細かい刃の付いた金属製のおろし器で、食材の繊維を細かくすりおろす」
- 鬼おろしは「おろし金の一種。竹や木製のおろし器で、食材を粗くすりおろす」
となり、目の粗さに違いがあることが分かりました。
主に大根おろしに使用される鬼おろしですが、通常のおろし器では水分が抜けすぎてパサパサになってしまったり、大根の辛みが苦手な人に重宝されるおろし器と言えます。
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