「沖縄そば」と「ソーキそば」の違い、あなたは説明できますか?
沖縄の郷土料理である「沖縄そば」と「ソーキそば」はどちらもスープや麺は同じ気がしますが両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「沖縄そば」と「ソーキそば」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
沖縄そばの定義
「沖縄そば」を広辞苑で調べると、
小麦粉の麺で作る沖縄独特の汁そば。豚骨と鰹節でだしをとったスープをかけ、豚の三枚肉や紅生姜を載せる。
広辞苑 第七版 399Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、沖縄そばの麺は蕎麦粉を使用せずに小麦粉で作ったものであり、汁は豚骨と鰹節で出汁を取ったものであることが分かりました。
トッピングには豚の三枚肉(豚バラ)や紅生姜を使用することが一般的ですが、豚足をトッピングした「てびちそば」やゆし豆腐をトッピングした「ゆし豆腐そば」などバリエーションがあります。
ソーキそばの定義
「ソーキそば」は広辞苑に掲載が無いため「ソーキ」を調べると、
沖縄で、豚の骨付きあばら肉(スペアリブ)。主に汁物にする。助骨が櫛くし状であることから、「梳すき」の意。
広辞苑 第七版 1703Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ソーキそば」のソーキとは、豚の骨付き肉のことであり、トッピングに豚の骨付き肉を載せた沖縄そばが「ソーキそば」となることが分かりました。
基本的に麵やスープは通常の沖縄そばと同じですが、使われる肉は泡盛や黒糖、醤油を用いて甘辛く煮てあるのが特徴です。
また、硬い骨ではなくそもまま食べられる軟骨つきの豚肉をトッピングした「軟骨ソーキそば」も食べやすいと評判です。
つまり「沖縄そば」と「ソーキそば」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 沖縄そばは「小麦粉で作った麺と、豚骨・鰹節で出汁を取った汁を使い、豚バラ肉や紅しょうがをトッピングした沖縄独自の汁そば」
- ソーキそばは「麺や汁は沖縄そばと同じだが、三枚肉の代わりに甘辛く煮た豚の骨付き肉を使用する」
となり、トッピングする肉の種類によって呼び分けられていることが分かりました。
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