「フィギュアスケートの靴」と「スピードスケートの靴」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも氷の上で行われるスポーツで、競技の際に履く靴ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「フィギュアスケートの靴」と「スピードスケートの靴」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
フィギュアスケートの靴の定義
まずは「フィギュアスケート」を広辞苑で調べると、
スケート競技の一つ。音楽に合わせて滑走し、ステップ・スピン・ジャンプなどの技の芸術性や技術の高さを競う。シングル(男女各一人)、ペア(男女一組)、アイスダンス(男女一組)の3部門がある。シングルとペアはショート‐プログラムとフリー‐スケーティングからなる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「フィギュアスケート」はスケート競技の一つで、芸術性や技術の高さを競うスポーツであることが分かりました。
「フィギュアスケートの靴」は氷と接するエッジの部分が厚くなっていることが特徴で、これによって足首がしっかりと固定されて安定した滑りをすることができます。
また、つま先部分にはトウピックと呼ばれるギザギザがついており、この部分を使ってスピンをしたりジャンプをしたりしています。
スピードスケートの靴の定義
まずは「スピードスケート」を広辞苑で調べると、
決められた距離を滑走して、タイムを競うスケート競技。オリンピック大会では、男子は500〜1万メートルおよびチーム‐パシュート(団体追抜き)、女子は500〜5000メートルおよびチーム‐パシュートの各6種目がある。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「スピードスケート」は決められた距離を滑ってタイムを競う競技であることが分かりました。
「スピードスケートの靴」は氷と接するエッジ部分が薄くなっているのが特徴です。これは氷との摩擦による抵抗をできるだけ抑えてよりスピードを出して滑るためです。
また、より長く氷の上をすべるために、エッジの長さが靴よりも長くなっています。
つまり「フィギュアスケートの靴」と「スピードスケートの靴」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- フィギュアスケートの靴は「エッジの部分が厚くなっていて安定感があり、つま先にはスピンやジャンプをするためのトウピックがついている」
- スピードスケートの靴は「エッジの部分が薄くなっていて摩擦が少なくスピードが出せるほか、より長く滑ることができるようにエッジが靴よりも長くなっている」
となり、「フィギュアスケートの靴」は華麗な滑りやスピン、ジャンプをしやすい作りの靴であるのに対し、「スピードスケートの靴」はいかにスピードが出せるかを追求した靴であることが分かりました。
霰(あられ)と雹(ひょう)の違いはこちらでまとめています。
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