「ドーナツ」と「サーターアンダギー」の違い、あなたは説明できますか?
沖縄名物のサーターアンダギーも穴が開いていないだけでドーナツのようですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ドーナツ」と「サーターアンダギー」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ドーナツの定義
小麦粉に砂糖・バター・卵・ベーキング‐パウダーまたはイーストなどをまぜてこね、輪形・円形などに作って油で揚げた洋菓子。
広辞苑 第七版 2076Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、最近は「焼きドーナツ」などという油で揚げないドーナツも存在しますが、ドーナツはやはり本来油で揚げた洋菓子です。
真ん中に穴の開いたものが一般的ですが、円形や球形や棒状など様々な形があります。
また、味もプレーンからチョコレート、抹茶など自由自在でトッピングも砂糖をまぶしたグレーズドやチョコスプレーやココナッツをまぶしたものなど多くの種類があります。
片手で食べられて値段も手頃なものが多く、コンビニやカフェなどで簡単に手に入るため、日本人にもっとも親しまれている洋菓子のひとつです。
サーターアンダギーの定義
小麦粉に卵・砂糖・ふくらし粉などを混ぜた生地を球状にして油で揚げた、沖縄県の郷土菓子。
広辞苑 第七版 1129Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、穴のない球形のドーナツとも思える見た目のサーターアンダギーは使用する材料も小麦粉・卵・ふくらし粉とドーナツと同じで、揚げるという調理法も同じです。
しかし、使用する砂糖は沖縄ならではの黒糖を使用し、揚げ油には豚の脂肪からとったラードを使用するのが大きな特徴です。
また、ドーナツには牛乳を入れることがありますが、サーターアンダギーの水分は卵のみで多くの卵を使用します。
そのため、ぎっしりと詰まった重量感のある仕上がりになります。
更にサーターアンダギーと言えばパックリと入ったヒビですが、ニコニコと笑っているように見えることからしっかりと割れている方が縁起が良いとされています。
つまり「ドーナツ」と「サーターアンダギー」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ドーナツは「小麦粉・卵・砂糖・ベーキングパウダーなどを使用した揚げた洋菓子」
- サーターアンダギーは「たっぷりの卵や黒糖を使用し、ラードで揚げた沖縄の伝統菓子」
となり、一見似ている両者ですが使用する砂糖と水分量、揚げ油に違いがあることが分かりました。
また、サクサクやふわふわなど色々な種類のあるドーナツに比べてサーターアンダギーの形は球のみで重量感のあるずっしりとした揚げ菓子となります。
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