「材料」と「原料」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも何かを作る際に必要になる物ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「材料」と「原料」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
材料の定義
「材料」を広辞苑で調べると、
加工して製品にする、もとの物。研究や調査のために取り扱う資料。また、芸術的表現の題材。判断のもととなるもの。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「材料」は加工や研究調査等のもとになる物を指すことがわかりました。
材料は、目的や文脈が異なっても、「もとになる物」という意味は同じで、物質的な製品や加工品の他、研究や芸術の分野など、多くの場面で使用される言葉です。
また材料は、加工品や製品などの製造において、完成時に原型をとどめていることが基準になります。
例えば、「ゴムはタイヤの材料になる」や「木材は木造建築の材料になる」、等が使用例になります。
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原料の定義
「原料」を広辞苑で調べると、
製造、加工のもとになる材料。製品になった時、もとの形が残っていない物をいうことが多い。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「原料」は製造や加工の材料になり、完成時にもとの形が残らない物、ということがわかりました。
「原料」とする場合は一般的に、物質的な製品や加工品のもとになる物を指します。
また原料は、そのままでは使用できず、加工や変換など手を加える必要があります。
例えば、鉄の原料になる「鉄鉱石」や、紙の原料になる「木材」は、加工する前に加熱したり粉砕したりする必要があります。
つまり「材料」と「原料」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 材料は「加工や研究調査のもとになる物」
- 原料は「製造や加工の材料」
となり、「材料」は製品化した際に原型をとどめている物で、「原料」はそのままでは使用できず、製品化した際に原型が残らない物であることがわかりました。
きび砂糖と三温糖とてんさい糖の違いはこちらでまとめています。
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