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匂いと臭いの違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

言葉

「匂い」と「臭い」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも口にすると同じ「におい」という言葉ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「匂い」と「臭い」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

匂いの定義

広辞苑には「匂い」ではなく、「匂(におい)」で掲載がありました。

かおり。香気。臭気。 はなやかなこと。気品。 そのものが持つ雰囲気。それらしい感じ。

広辞苑 第七版 2207Pより [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、良いものも悪いものも含めて、「匂い」は鼻で感じるにおいや人物・物事の雰囲気を表すことがわかりました。全体的に見ると、ポジティブな意味で使用されることが多いように感じます。

「匂い」に似た言葉で「香り」という表現もありますが、広辞苑で調べると

よいにおい。つややかな美しさ。 芸術品などの、何となく感じられるよい感じ。

広辞苑 第七版 503Pより [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、こちらは良い意味でのみ使用されるようです。

臭いの定義

「臭い」を広辞苑で調べると、「におい」という読みではなく「くさい」という読み方で掲載されていました。

いやなにおいがする。疑わしい。あやしい。 わざとらしくていやみだ。

広辞苑 第七版 823Pより [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「臭い」はにおいの中でも不快なものを指しており、ネガティブなイメージであることがわかりました。

ただし、快・不快の感じ方は人によって異なり、判断が難しい場合もあります。
NHK放送文化研究所によると、放送現場では、判断に迷う場合はひらがなもしくはカタカナを使用するそうです。

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つまり「匂い」と「臭い」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 匂いは「鼻で感じるにおい全般、もしくは人物・物事の雰囲気」
  • 臭いは「不快に感じるにおい、怪しい様子」

となり、「匂い」は一般的にポジティブな意味で使用されるのに対し、「臭い」はネガティブな意味で使用されることが分かりました。

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