「ミリリットル」と「cc」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも液体の量を表すときに用いられる単位ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ミリリットル」と「cc」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ミリリットルの定義
「ミリリットル」を広辞苑で調べると、
体積の単位。1リットルの1000分の1。記号mlまたはmL
広辞苑 第七版 2840Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ミリリットル」は1リットルの1000分の1を表す体積の単位であることがわかりました。
「1リットル」とは1立方デシメートル(1d㎥)のことで、これは1mの10分の1、つまり10cm×10cm×10cmの立方体という意味です。
1mlは1リットルの1000分の1なので、計算すると『1ml=1c㎥』ということになります。
ccの定義
「cc」を広辞苑で調べると、
(cubic centimetre)立方センチメートルを表すの記号。
広辞苑 第七版 1240Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「cc」は体積の単位である立方センチメートルを記号で表したものであることがわかりました。
つまり、『1cc=1c㎥』ということになります。
なお、「cc」は国際的に単位を定められた単位系である国際単位系(SI)や日本工業規格(JIS)では使用が認められていません。
一方で、料理のレシピなどにはccがよく使われており、小さじ1は5cc、大さじ1は15cc、1カップは200ccです。
つまり「ミリリットル」と「cc」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ミリリットルは「1リットルの1000分の1を表す体積の単位」
- ccは「立方センチメートルを記号で表したもの」
となり、1ミリリットルと1ccはどちらも同じ1立方センチメートルの体積を表しますが、「ミリリットル」は正式に単位として認められているのに対し、「cc」は一部で単位として使用できないことが分かりました。
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