「算数」と「数学」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも数や図形を扱う学問ですが、小学校までが算数、それ以降は数学と言いますよね。

このページを読めば「算数」と「数学」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
算数の定義
かぞえること。計算。
広辞苑 第七版 1221Pより [発行所:株式会社岩波書店]
小学校の教科の一つ。数量や図形の基礎的知識・技能の習得や論理的思考力の育成などを目的とする。数学教育の小学校段階での名称。
とのことで、算数は小学校の科目の名称であり、足し算やかけ算、図形の面積や速度の求め方など、式を用いて正しい答えを導くことを目的としています。
これらの基本的な計算は買い物での計算など、日常生活でも必要になる実用的なものです。

数学の定義
数量および空間に関して研究する学問。代数学・幾何学・解析学(微分学・積分学およびその他の諸分科)、ならびにそれらの応用などを含む。
広辞苑 第七版 1544Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、数学は正しい答えを出すだけでなく、「証明問題」に代表されるように答えを導き出すための過程を学びます。
そのため、公式を暗記してそれに当てはめるだけではなく、理論的に考える力が必要となります。
数学は日常生活においては使うことのない計算などが出てきますが、どれも科学や物理を理解するために必要な科目となります。

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つまり「算数」と「数学」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 算数は「日本の小学教育の科目の1つで、数の足し引きや面積・速度など日常生活で使用する基本的な計算を学び、正しい答えを出すことを目的としている」
- 数学は「正しい答えを出すだけでなく、答えを導くためのプロセスを重要視した論理的思考が必要になる科目」
となります。
どちらも数を扱う学問ですが、学習の目的が大きく異なることが分かりました。
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