「国債」と「赤字国債」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも国が発行している国債で財源として活用されていますが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「国債」と「赤字国債」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
国債の定義
「国債」を広辞苑で調べると、
国家が財政上の必要から国家の信用により設定する金銭上の債務。内国債と外国債(外債)とがある。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「国債」は国が資金を調達するために発行する有価証券であり、いわゆる「国の借金」であることが分かりました。
「国債」は「国家債券」の略称で、公共事業などの財源を確保するために発行されます。国債を売ることで投資家からお金を借り入れ、満期になると、借入金と利子を投資家に還付することになっています。
「国債」は国が行なっているということで元本割れのリスクが低く安全性は高いですが、利回りが低い点がデメリットとされています。
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赤字国債の定義
「赤字国債」を広辞苑で調べると、
国家が歳入不足を補填(ホテン)するために発行する国債。特例国債。歳入補填国債。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「赤字国債」は国が歳入不足を補うために発行する国債であることが分かりました。
「赤字国債」は「特例国債」のことですが、歳入不足によって発行されるという性質から「赤字国債」と呼ばれるようになりました。
法律では基本的に「赤字国債」の発行を禁止していますが、こども手当などの政策や、新型コロナウイルス対策などで発行されています。
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つまり「国債」と「赤字国債」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 国債は「国家債券の略称で、国が発行する債券である」
- 赤字国債は「特例国債のことで、税金だけでは財政が賄えないときに国が発行する債券である」
となり、「国債」と「赤字国債」は私たちの生活を成り立たせるために必要なものですが、国債を発行し続けるのは良くないことが分かりました。
債務と借金の違いはこちらでまとめています。
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