「業務提携」と「合弁会社」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも経営や事業に関する用語ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「業務提携」と「合弁会社」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
業務提携の定義
「業務提携」は広辞苑に掲載がないため「提携」を広辞苑で調べると、
手をとりあって互いに助けること。協同して事をなすこと。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「業務提携」は複数の会社が協力して事業を進めることであることがわかりました。
「業務提携」は、企業同士が協力することで、大きな課題を解決したり、より良いビジネスを展開したりするための手法です。
例えば、新しい技術を共同開発したり、提携会社に商品の一部を作ってもらったりします。
「業務提携」の場合、提携目的を達成すれば、その関係性も終了するのが一般的です。
つまり「業務提携」とは、「複数の企業が一時的に協力し合っている状態」と言えます。
合弁会社の定義
「合弁会社」を広辞苑で調べると、
外国資本と国内資本との共同出資で設立され、共同で経営される会社。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
広く、国内資本同士の場合にもいう。
とのことで、「合弁会社」は共同で経営される会社、ということがわかりました。
「合弁会社」とする場合、新しいビジネスをするために複数の企業が協力して、新しい会社を設立することを指します。
「合弁会社」と「業務提携」の違いは、企業同士が協力する際の、形態の違いです。
具体的な「合弁会社」の特徴は、次の通りです。
- 設立した会社には独自の経営体制、組織構造、従業員が存在する
- 企業間の協力関係は、新しい会社が存続する限り続く
つまり「合弁会社」は、「共同で新しい会社を設立すること」と言えます。
つまり「業務提携」と「合弁会社」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 業務提携は「複数の会社が協力して事業を進めること」
- 合弁会社は「共同で経営される会社」
となり、「業務提携」は複数の企業が一時的に協力し合っている状態であり、「合弁会社」は共同で新しい会社を設立すること、であることがわかりました。
店長とオーナーの違いはこちらでまとめています。
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