「買収」と「M&A」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもビジネスに関する用語ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「買収」と「M&A」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
買収の定義
「買収」を広辞苑で調べると、
かいとること。買い占めること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
ひそかに利益を与えて味方に引き入れること。
とのことで、「買収」は買い取ることを指すことが分かりました。
ビジネスにおいての「買収」とは、ある企業が別の企業を買い取り、自分たちの所有物にすることです。
「買収方法」には、企業の株を全て買う「株式買収」と、企業のビジネス部分だけを買う「事業買収」などがあります。
「買収」のメリットは、ビジネスを大きくしたり、新しい事業を手に入れたり、経費を削減したりすることです。
つまり「買収」とは、「買い取った企業を子会社化すること」であると言えます。
M&Aの定義
「M&A」を広辞苑で調べたところ、
(mergers and acquisitions)企業の合併・買収。企業多角化や体質改善・競争力強化のための重要な企業戦略とされる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「M&A」は企業の買収や合併であることがわかりました。
「M&A」とは、「Merger(合併)」と「Acquisitions(買収)」の頭文字を取った言葉で、文字通り、会社を合併したり、他の会社を買い取ったりすることを指します。
「M&A」の手法として、相手を納得させて行う「友好的買収」や、意に反して行う「敵対的買収」があります。
「買収」と「M&A」は似ていますが、「買収」はM&Aの一部です。
つまり「M&A」とは、「企業を買収したり、合併したりする行為の総称」と言えます。
つまり「買収」と「M&A」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 買収は「買い占めること」
- M&Aは「企業の買収や合併」
となり、「買収」は買い取った企業を子会社化することであり、「M&A」は企業を買収したり合併したりする行為の総称、であることがわかりました。
フリーランスと個人事業主と自営業の違いはこちらでまとめています。
コメント