「一級建築士」と「二級建築士」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも建物を建てる際に必要な資格ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「一級建築士」と「二級建築士」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
一級建築士の定義
「一級建築士」は広辞苑に掲載されていないため、「建築士」で調べてみると、
建築士法所定の国家試験により免許を受け、設計・工事監理などの業務を行う技術者。国土交通大臣の免許を受ける一級建築士と、都道府県知事の免許を受ける二級建築士・木造建築士がある。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「建築士」は建物の設計や工事の監理などを行うための国家資格であることが分かりました。
「一級建築士」は国土交通省認定の国家資格で、小さい建物から競技場のような大きな建物まで、さまざまな建物を建築することができます。
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二級建築士の定義
「二級建築士」は広辞苑に掲載されていないため同じく「建築士」で調べてみると、「二級建築士」は各都道府県知事が認定する国家資格であることが分かりました。
「二級建築士」は比較的小さい建物の建築ができますが、その基準は細かく決められており、建物の高さが13m、軒高9mを超える建物は設計できません。
その基準は木造建築物の場合は大体3階建に相当し、鉄筋コンクリートの建物の場合は木造の基準に加えてさらに延べ床面積100㎡までに限定されます。
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つまり「一級建築士」と「二級建築士」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 一級建築士は「国土交通省が認可する国家資格で、どんな建物でも建築することができる」
- 二級建築士は「各都道府県知事が認可する国家資格で、建築できる建物に決まりがある」
となり、「一級建築士」はどんな建物でも建てることができる国家資格であるのに対し、「二級建築士」は比較的小さい建物が建てられる国家資格であることが分かりました。
建築と建設の違いはこちらでまとめています。
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