「海軍」と「海兵隊」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも防衛や攻撃をする部隊のことですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「海軍」と「海兵隊」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
海軍の定義
「海軍」を広辞苑で調べると、
主として海防に当たるのを任務とする軍備・軍隊。1945年(昭和20)11月廃止。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「海軍」は艦艇を主力として海上防衛、攻撃を行う軍隊であることが分かりました。
「海軍」は、大量の物資を輸送するには海上や河川を船舶で運んだ方が効率のよいことから、その輸送の安全を守るために創設されました。
もともと陸軍部隊の輸送や沿岸警備という補助的な役割であった「海軍」ですが、16世紀に初めて戦闘を目的とした船舶設計がされたことや、それに続いて蒸気機関を用いた船舶技術が発達したことから、補助的な所から戦力へと役割が変化したとされています。
海兵隊の定義
「海兵隊」を広辞苑で調べると、
(marines)上陸作戦における地上戦闘を主な任務とする部隊。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「海兵隊」は上陸作戦を主な任務とする部隊であることが分かりました。
「海兵隊」は艦船などで敵地に近づき沿岸などから上陸することを専門とする部隊で、戦場に一番最初に送られる部隊でもあります。そのためアメリカの海兵隊では殴り込み部隊とも呼ばれたりします。
また、敵地への上陸は沿岸からだけにとどまらず空からのパラシュート降下なども行います。
このように「海兵隊」は先陣を切って敵地に乗り込む特攻部隊であると言えるでしょう。
つまり「海軍」と「海兵隊」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 海軍は「艦艇を主力として海上防衛、攻撃を行う軍隊のこと」
- 海兵隊は「上陸作戦を主な任務とする部隊のこと」
となり、「海軍」は艦艇で攻撃や防衛をする軍隊であるのに対し、「海兵隊」は敵地に乗り込む特攻部隊であることが分かりました。
「船とボートの違い」についてもまとめています。
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